もう、一年近く前になるが、高橋たか子の「誘惑者」という本を頂いた。
その後パソコン教室のこともあり、なかなか落ちつて読む間が無かったが、このほどやっと読み終えて読後感想文がてら手紙を書いた。
舞台は人々はまだ戦後の気配を重く引きずっていたと思われる昭和25年冬、ふたりの女子大生が相次いで三原山に投身自殺するのをほう助した別の女子大生との物語。
とても重いテーマの作品なので少し読んで又少し読んでと言う訳にはいかず、腰を落ち着けてじっくり読みたかったので、気になりながらも今に至った。
読みだして目をそらすことが出来ない、怖いもの見たさの自分がいて、夜が更けるのも構わず読み進めた。
ふたりの自殺願望の理由は定かではない。ほう助した者が二人を自殺に導き、ふたりに懇願され、半ばしつこく強迫される(脅迫じゃないです)形で実行に付き添った女子大生もまた、誘惑されたのではないだろうか。
一体誘惑者は誰なんだろう、としたためた。
狂気と正気、生と死、そして彼女たちが生きた戦火を免れた京都と がれきに埋もれた東京という
対比が物語性をよけい印象付けているのではと書き添えて投函した。が、
後書きも作者の紹介もないこの本が少し気になってPCで検索してみて驚いた。
このことは自殺の名所で有名な三原山で1993年1月と2月に実践女学校の生徒が火口へ投身自殺、2件とも同級生が立ち会ったという。
この年129人がここで自殺したという事実があったらしい。
このことを読む前に知っていたなら感想は違った物になっていたかも知れない。
今は、重ーいテーマの後にピッタリな笹本恒子さん97歳の現役報道写真家の著書
「97歳の幸福論。」という大きな文字にホッとする写真満載のエッセー読んでます。
一気読みしそうです。
単細胞の私にはこちらの方が馴染みやすそうです。
興味のある方はすぐに読み終えるのでどうぞです。
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