私は猫。牝。五歳。花の盛り。と冒頭に自己紹介。裏見成平と」その奥さんの阿野文子の
小説家夫婦の家に飼われています。と続く。
この家で四匹の二番目に生まれ、ほかの子は他所へ貰われボタ子が残ったという設定です。
この家で繰り広げられる来客とのやり取りや日常会話、少し足を延ばして近所の情報を
面白おかしくまた少し皮肉を込めて猫的視点論点で言いたい放題、それでいて的を射ているから
久しぶりに読みながら笑ったわ。
阿野文子さんのことを「おばさん」と言う呼び方で物語は続きます。
おばさんの書斎に芒そっくりの大きな鉢植えがあり狭いその部屋の一番いいところに置かれていて来客は「芒を鉢植えで育てているんですか」と聞くそうな。おばさんは有頂天になって、
「これ、芒じゃありませんの。シトロネール、っていう草なのよ」って嫌らしいわね。その時だけトロっていう音をわざとフランス語風に鼻に抜かして、きざったらしいたら、ありゃしませんよ。
とこんな調子。
旧約聖書のモーセの出エジプト記の所だと思うのですが猫的観点では民衆を引き連れて歩く
モーセのことも「荒野旅行専門の旅行会社の社長」になっている。
なるほど言われてみれば言えなくもない。
で、シトロネールはレモングラスとも言われハーブ・ティーにすると色も香りもレモンなんだとか。
来客の中で四人だけがこのつまらない草を、一目で芒じゃない、って見抜いた人が四人いた。
その四人について語っています。私は四人目の田宮さんと言う男性の事が印象深かったです。
エチオピアがひどい飢饉に見舞われた年に一緒にエチオピア北部の難民キャンプに入った人です。
日本の対外民間援助活動計画が出来た時、現地でその目的とする計画がスムーズに動くようにアレンジをする人だそうです。
その田宮さんがはじめておばさんの書斎に通されたとき
「ア、ここのうちにはレモン、グラスがある」と言ったとか。
その二年後田宮さんは出張中のアフリカで自動車事故で亡くなっておばさんはひどいショックを受けるの。情熱に生涯を賭けるほんとに不思議な生き物なのね。
それを思う時だけ、私はちょっと人間に神秘的なものを感じるんですよ。と結んでいる
2012年5月31日木曜日
2012年5月30日水曜日
ボタ子さん
ボタ子さんはその名の通り女性、しかも女盛り、自分では個性的と思ってるんだけど
大変な不器量、そして尻尾は7㎝ぐらいで団扇サボテン風ですって。
ええ、人間じゃなくって猫の話。うちのきり子も尻尾は5㎝くらいのものですが・・・
曽野 綾子さんちの子です。「飼い猫ボタ子の生活と意見」というお話。
ボタ子の眼を通して曽野家の日常を教えてくれるの、
漱石の「吾輩は・・・」と似てるかなと思ったけど
一味ふた味ちがうんです。とっても面白い「物言うおばさん猫」
次回から少し紹介するね。
私、基本的には本は借りて読むものとしているんだけど、今回は図書館でなく友達の蔵書。
期間に制限がないから読み返したりしてます。(ゆっくり読んでいいよ、と言ってくれたんです)
もちろん、ちゃんとお返ししますがもうしばらく手許に置きたいです。
大変な不器量、そして尻尾は7㎝ぐらいで団扇サボテン風ですって。
ええ、人間じゃなくって猫の話。うちのきり子も尻尾は5㎝くらいのものですが・・・
曽野 綾子さんちの子です。「飼い猫ボタ子の生活と意見」というお話。
ボタ子の眼を通して曽野家の日常を教えてくれるの、
漱石の「吾輩は・・・」と似てるかなと思ったけど
一味ふた味ちがうんです。とっても面白い「物言うおばさん猫」
次回から少し紹介するね。
私、基本的には本は借りて読むものとしているんだけど、今回は図書館でなく友達の蔵書。
期間に制限がないから読み返したりしてます。(ゆっくり読んでいいよ、と言ってくれたんです)
もちろん、ちゃんとお返ししますがもうしばらく手許に置きたいです。
2012年5月23日水曜日
神の存在
今日はスカイツリーの話題で持ちきり、昨日、感動した金環日食はもう古いのか。
それにしても、なんと人の気持ちの移ろい易いこと。
そんな中スカイツリーのエレベーターが強風のため昇れなくなったとニュースが告げる。
程なくして復旧したと伝えられていたが、人智の総てを結集した634メートルである。
今回は降りてくる方は大丈夫だったらしいが、
もし、あの高さに取り残されたなら、その恐怖はどんなものだろう、高所恐怖症では
なくとも想像するだけでも背中の方にゾクッと来るものがある。
それにくらべて、天体ショーのなんと正確な事、太陽がいつどこでどんな形に変化するのかを
予測するのもえらいものだと感心するが、刻々と欠けていく太陽を見ながら同時に太陽、月、地球
がそれこそ 一分(いちぶ)の狂いもなく移動していくのを思う時、私は神の存在を感じる。
宇宙飛行士に信仰心を持った人が多いと聞くがわかる気がする。
それにしても、なんと人の気持ちの移ろい易いこと。
そんな中スカイツリーのエレベーターが強風のため昇れなくなったとニュースが告げる。
程なくして復旧したと伝えられていたが、人智の総てを結集した634メートルである。
今回は降りてくる方は大丈夫だったらしいが、
もし、あの高さに取り残されたなら、その恐怖はどんなものだろう、高所恐怖症では
なくとも想像するだけでも背中の方にゾクッと来るものがある。
それにくらべて、天体ショーのなんと正確な事、太陽がいつどこでどんな形に変化するのかを
予測するのもえらいものだと感心するが、刻々と欠けていく太陽を見ながら同時に太陽、月、地球
がそれこそ 一分(いちぶ)の狂いもなく移動していくのを思う時、私は神の存在を感じる。
宇宙飛行士に信仰心を持った人が多いと聞くがわかる気がする。
2012年5月21日月曜日
金環日食
「お陽さん、観た?」今日はこんにちはの代りにこの挨拶。
たいていの人は「観たよ!よかったね」と返してくれる。
日本中が今日の金環日食に釘付け!!
前回広範囲で観測可能だったのは平安時代だと言うから驚きだ。
「今は昔・・・」で始まる今昔物語、「春はあけぼの・・・」の枕草子、「源氏物語」の紫式部の
時代ではないか。
薄曇りなのに辺りがかなり暗くなってきたりお天道様が輪の形になってしまった時
当時の人々はどんな反応をしたのだろう。
現在の我々にとっても太陽、月、地球の絶妙なバランスで繰り広げられる神秘的な天体ショー
の前では人間の知性や技術はいかに小さく無力である事を示している。
私たちはこの宇宙に生かされているという謙虚さと感謝の念を再認識する良い機会を
与えてもらったのではないだろうか。
たいていの人は「観たよ!よかったね」と返してくれる。
日本中が今日の金環日食に釘付け!!
前回広範囲で観測可能だったのは平安時代だと言うから驚きだ。
「今は昔・・・」で始まる今昔物語、「春はあけぼの・・・」の枕草子、「源氏物語」の紫式部の
時代ではないか。
薄曇りなのに辺りがかなり暗くなってきたりお天道様が輪の形になってしまった時
当時の人々はどんな反応をしたのだろう。
現在の我々にとっても太陽、月、地球の絶妙なバランスで繰り広げられる神秘的な天体ショー
の前では人間の知性や技術はいかに小さく無力である事を示している。
私たちはこの宇宙に生かされているという謙虚さと感謝の念を再認識する良い機会を
与えてもらったのではないだろうか。
2012年5月20日日曜日
オーロラと地球
NHKの「宇宙の渚」と言う番組を見る。
JAXAの宇宙飛行士古川聡さんの解説でオーロラについてを易しく教えてくれる。
国際宇宙ステーションから見た地球にかかる美しいオーロラと電気の照明で明るく輝く
世界の国々の夜景が同時に見られる珍しい場面が映っていた。
オーロラといえば美しく幻想的で天空にかかる光のカーテンというイメージしかなかったが、
実は太陽と地球は巨大な磁石のようでオーロラは太陽の活動と密接に関係しているらしい。
太陽活動が活発過ぎるとオーロラ爆発が起こり地球の磁場の乱れから大規模停電や信号
の誤作動が、また太陽活動が弱くオーロラが出ない年が何年も続くと地球上は寒さと飢えが
蔓延するらしい。
実にすばらしいというか危ういと表現した方が良いのか、とにかく私たちの地球は絶妙な
バランスの上に成り立っているのだ。
ますますこの地球を大切にしなければの思いが強くなる。
JAXAの宇宙飛行士古川聡さんの解説でオーロラについてを易しく教えてくれる。
国際宇宙ステーションから見た地球にかかる美しいオーロラと電気の照明で明るく輝く
世界の国々の夜景が同時に見られる珍しい場面が映っていた。
オーロラといえば美しく幻想的で天空にかかる光のカーテンというイメージしかなかったが、
実は太陽と地球は巨大な磁石のようでオーロラは太陽の活動と密接に関係しているらしい。
太陽活動が活発過ぎるとオーロラ爆発が起こり地球の磁場の乱れから大規模停電や信号
の誤作動が、また太陽活動が弱くオーロラが出ない年が何年も続くと地球上は寒さと飢えが
蔓延するらしい。
実にすばらしいというか危ういと表現した方が良いのか、とにかく私たちの地球は絶妙な
バランスの上に成り立っているのだ。
ますますこの地球を大切にしなければの思いが強くなる。
2012年5月19日土曜日
2012年5月16日水曜日
2012年5月15日火曜日
2012年5月11日金曜日
2012年5月5日土曜日
没後100年
26歳で病没してから100年。石川啄木の特集が朝日新聞に載っていた。
彼の名を知らない人はいないくらい親しまれているが、その素顔と実力は意外に
知られていない。
啄木と言えば貧しさと早逝の不遇の人のイメージだが、実はそれだけでは無さそう。
うそをついて単身東京時代は給与を前借りしては浅草で遊興し、秋にはその借金、
現在の貨幣価値で680万以上だったそうな。
筆者(新聞の)は普通なら嫌われものになりそうだが、「かわいいうそつき」の啄木は愛され・・・
とある。金田一京助、、宮崎郁雨、与謝野鉄幹・晶子にもかわいがられたようだ。
亡くなって100年経ってもこうして特集記事を組んでもらえるなんて矢張り天才なのだ。
けれども、である。函館に残した家族が極貧にあえぎ、その為姑との日常的な諍いが
絶えないのにかわいい嘘で片付けてええんかい!!と言いたい。
しかし、手を差し伸べる友人がいるという事はどこかに人を惹きつける魅力や
文学の才能が見え隠れしていたのだろう。
短命で貧しく存命中にその才能が花開くことはなかったが、
献身的な妻の節子、また経済的に支えてくれた人達の存在があり
100年後の今も紙面で大きく紹介されてある意味「幸運な人気者」ではなかろうか。
彼の名を知らない人はいないくらい親しまれているが、その素顔と実力は意外に
知られていない。
啄木と言えば貧しさと早逝の不遇の人のイメージだが、実はそれだけでは無さそう。
うそをついて単身東京時代は給与を前借りしては浅草で遊興し、秋にはその借金、
現在の貨幣価値で680万以上だったそうな。
筆者(新聞の)は普通なら嫌われものになりそうだが、「かわいいうそつき」の啄木は愛され・・・
とある。金田一京助、、宮崎郁雨、与謝野鉄幹・晶子にもかわいがられたようだ。
亡くなって100年経ってもこうして特集記事を組んでもらえるなんて矢張り天才なのだ。
けれども、である。函館に残した家族が極貧にあえぎ、その為姑との日常的な諍いが
絶えないのにかわいい嘘で片付けてええんかい!!と言いたい。
しかし、手を差し伸べる友人がいるという事はどこかに人を惹きつける魅力や
文学の才能が見え隠れしていたのだろう。
短命で貧しく存命中にその才能が花開くことはなかったが、
献身的な妻の節子、また経済的に支えてくれた人達の存在があり
100年後の今も紙面で大きく紹介されてある意味「幸運な人気者」ではなかろうか。
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