2012年5月5日土曜日

没後100年

26歳で病没してから100年。石川啄木の特集が朝日新聞に載っていた。
彼の名を知らない人はいないくらい親しまれているが、その素顔と実力は意外に
知られていない。
啄木と言えば貧しさと早逝の不遇の人のイメージだが、実はそれだけでは無さそう。
うそをついて単身東京時代は給与を前借りしては浅草で遊興し、秋にはその借金、
現在の貨幣価値で680万以上だったそうな。
筆者(新聞の)は普通なら嫌われものになりそうだが、「かわいいうそつき」の啄木は愛され・・・
とある。金田一京助、、宮崎郁雨、与謝野鉄幹・晶子にもかわいがられたようだ。
亡くなって100年経ってもこうして特集記事を組んでもらえるなんて矢張り天才なのだ。
けれども、である。函館に残した家族が極貧にあえぎ、その為姑との日常的な諍いが
絶えないのにかわいい嘘で片付けてええんかい!!と言いたい。
しかし、手を差し伸べる友人がいるという事はどこかに人を惹きつける魅力や
文学の才能が見え隠れしていたのだろう。

短命で貧しく存命中にその才能が花開くことはなかったが、
献身的な妻の節子、また経済的に支えてくれた人達の存在があり
100年後の今も紙面で大きく紹介されてある意味「幸運な人気者」ではなかろうか。



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