2015年10月1日木曜日

吾亦紅

「吾も亦紅なりとひそやかに」(われもまたくれないなりとひそやかに) 虚子。吾亦紅と書いてワレモコウ、私はひっそりと目立たないけれど、紅を身にまとう花なのです・・・とつぶやいているような、どこかさびしげな晩秋の花である。
何年前のかわからないけれど気に入って切り抜いておいた朝日新聞の編集手帳の一節である。
スギモトマサトさんが歌う「吾亦紅」が流行ったころであろう。
そしてこの歌の詩の内容についてもふれている。

この花と亡き母のひそやかに咲いた人生を重ね合わせて、もうじき離婚することになったと墓前に告げる歌である。
親が子を思う情はいつの世にも「永遠の片思い」といわれる。
私自身、古希を目前に控えてやっと当時の親の気持ち少しはわかってきた気がする。
 親孝行のかけらも出来なかった事を今ごろ悔やんでも詮無きことだが・・・
歌の結び<髪に白髪が混じり始めても 俺 死ぬまであなたの子供・・・>。
 泣けます。父の田舎のあぜ道に咲く吾亦紅、今も鮮明に覚えています。花というよりは枯れた茎についている実のような、当時は何となく好きだなくらいだったのですが、 遠いものになってしまった今、とても懐かしく思います。
今もあのあぜ道に咲いているのかしら?

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