2014年4月6日日曜日

香雪美術館

神戸市にある香雪(こうせつ)美術館に連れってってもらいました。
新聞で紹介されていた日本画家森田りえ子さんの個展です。
ずっと楽しみにしていました。

高速道路の景色は行く春を惜しむかのように山々の桜は葉桜へと姿を変えつつあります。
そんな桜を眺めながらも紙面で紹介されていた桜の下の舞妓さんのことを思い浮かべます。

香雪美術館は朝日新聞社の創設者村山龍平と言う人の別荘で香雪はその雅号だそうです。
こんなワクワク感は初めてです。

いかにも別荘というにふさわしく広い杜にかこまれた閑静ななたたずまい、門から入口に続く
庭には今日の展覧会のテーマ「花らんまん展」にふさわしく枝垂れ桜、紅白に咲き分けた桃、
赤や絞り、うす紅の椿が 私たちを迎えてくれました。

会場に足を踏み入れた途端金泥の背景に五色の椿、目にも艶やかな緑の葉が茂り太く苔むした幹はどっしりとその無数の花と葉を支えてたくましく見る者に迫ってきます。
六曲一双の屏風絵の大作 です。
あまりの華やかさと迫力に暫くはその場を離れることができませんでした。
白日という作品は白と黄色の管菊 、その名を負うがごとく細い細い管のような花弁が集まった菊です。花の芯から噴水のように花弁が湧きあがっているように見えるのです。
一輪一輪同じ色でも少しづつ色が違います。花の芯の色、花弁の形がわずかに違ったり 重なり方や盛り上がり方が少し違ったりと少ない色数にかかわらずどれ一つとっても同じ表情の花がありません。

桜、菊、菖蒲、楓、紫木蓮、芙蓉、鶏頭どの花も生き生きとまた生命力あふれる色遣いとタッチで見る者に静かにやさしく語りかけます。

花は見る者が居ても居なくても季節がめぐれば一生懸命咲きます。
生きる力を花たちに改めて教わった気がしました。
美術館の庭です


0 件のコメント:

コメントを投稿