前から読みたいと思っていた「ホテルローヤル」、我が大谷書店で買いました。
その本はたくさんの今話題の本たちと一緒に平積みされて私を待っていてくれました。
カバーの装丁はラブホテルでありながら今や非日常的なきらびやかで華やかな輝きを失ったホテルローヤルを象徴するかのように沈んだ色彩で埋め尽くされていた。
ベッドにはいかにも幸せから遠くにいると言う感じの女性がか細いひざをかかえて頭をその両腕に埋めているのが沈んだ色と共にさびしく描かれている。
本は図書館でというのが私の信条ですが今回は図書館の蔵書も調べずに買いました。
著者の生家を舞台に繰り広げられる男女の情事の短編小説ですが、色欲を超えた切なくも悲しい
それぞれの事情が男女の絡み合いの生々しいいやらしさを昇華してしています。
短編なので読みやすさもあってややもすれば一気読みしそうですがあえて一遍ずつていねいに読もうと思っている。
しかし、一気読みの誘惑についつい負けそうです。
ただ、結末がチャンチャンで終わるのではなく登場人物のこれからを模索させるようになっているので後を引き余韻を残すのです。
今しばらくは楽しみが増えた気がします。
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