19日の満月の十五夜から数えて今夜は十九夜にあたる。
少しの間にずいぶん欠けてしまった。
満月、十六夜、居待月、立待月、寝待月と月の出に合わせてそれぞれ名前があることを学生の頃
古典の授業で教わった。それにしてもなんて素敵な名前を考えたものだ。
太陽と違って月は毎日満ち欠けに伴ってその姿を変える。
夜に輝き神秘的な冷たい光を放つその月に思いを馳せて歌を詠み、絵画のモデルとなり、物語を書く。
恋の場面を演出したり、悲しみを表現する小道具になったりと日本人は悠久の昔から身近な存在である。
その頃から少しも変わらず満ちたり欠けたりしながら私も今その月を見上げている、
なんだか、自分が点よりも小さく儚い存在であることを実感している。
秋はそんな物思いをさせてくれる季節なのだ。
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