「吾も亦紅なりとひそやかに」高浜虚子
(吾(われ)も亦(また)紅(くれない)なりと・・・・・
私はひっそりと目立たないけれども。紅を身にまとう花なのです・・・と独り言をつぶやいているような、どこかさびしげな晩秋の花であると解説付きで杉本正人さんの歌う「吾亦紅」について紹介している。
<小さな町に嫁いで生きて、ここしか知らない人だった>
母の、ひそやかに咲いた人生をかさねている。
子供たちが大きくなって離れて、ひとり暮らして逝った母の、口にはしなかった悲しさがようやくわかりそれに応えることができるようになった頃親はいない。
<ばか野郎と なじってくれよ>と歌う。
親が子を思う情はいつの世にも、「永遠の片思い」であるという。
そして母の墓前で<髪に白髪が混じり始めても 俺 死ぬまであなたの子供・・・>とそう結ばれている。
とある。私の涙腺はMAXになる。
本当に子を思えばこそ私も子を叱ったりしたがそれにはなかなか応えてくれない息子であった。その息子は今また私と同じように孫に叱っているのを見て納得する。
それが人生なのだろうといつになくしんみりしている年の暮れである。
| 何年も実を付けなかった南天、今年初めてひっそりと色付いていた。 |
| 夏の間は気にしてなかったシャコバサボテン 誰にも気づかれずにひっそりと咲いていた |
0 件のコメント:
コメントを投稿