御坊の方々も出演してると言う映画「ソワレ」を見に行った。既に観たと言う人に聞くと(逃げる)という言葉が共通している。その理由は多分反対を押し切っての男女の恋の逃避行だとばかり思っていたが実はそうではなかった。
あらすじは東京での劇団員(翔太)とその故郷の老人介護施設で働く(タカラ)のふとしたことから逃げなければならない事情が 起こる。
翔太は和歌山県出身で役者を目指すがなかなか芽が出ず暮らしに困りオレオレ詐欺の方棒を担いだりして凌いでいた。 一方タカラは和歌山日高地方の老人介護施設で介護員として働くが、ベテラン職員のようにうまく行かない日が続く。
ある日翔太の劇団員たちがタカラの働く介護施設でお芝居を教えることになる。(このあたりで介護施設の老人たちの中に知った方々が出演しているのだ)お芝居の内容は安珍と清姫の物語、熊野へのお参りが無事にできたならきっとそなたを迎えに来るというあの有名な場面。
その後夏祭りに行こうと言うことになり、翔太がタカラのアパートに誘いに行く。タカラは浴衣を着て今しもの誘いを待っている。
その時タカラの父親が来る。出所したばかりの父親は一緒に家族と暮らそうと言うがタカラはかたくなに拒む。
逆上した父は以前ようにタカラに暴力や性的暴行を加える。
その時誘いに来た翔太がその光景にでくわす。止めに入るも父親の体力に翔太が危ない!! 突然父親が倒れたと思ったらタカラの手には血のついた鋏が・・・救急車を呼ぼうとするのをタカラは止める。二人は咄嗟に逃げる決心をする。走る 走る 走る 浴衣のすそをはだけ髪をふり乱しひたすら走る。
いつしか私たちの街の西御坊駅の臨港に乗っている。 その間道成寺の様子も映し出される。
ただ毎日逃げるだけの日々、廃校になった校舎で眠りどこで手に入れたかの衣類、途中南部の梅農家で財布を亡くした駆け落ちの二人と偽ってアルバイトをさせてもらうが泊めてもらった部屋にあった封筒の現金を盗もうとしてみつかる。
警察の追手もだんだん迫って来るようだ。公園のベンチで野宿したりするが疲れだけが募り行き場や明るい展望が少しも見えない。
二人はやがてあの時のことで口論するようになり離れ離れになるがいつしか引きあうものが芽生え再開する。
映像は現実か夢幻かの区別がつかないような場面が映し出される。「なんで弱いものばっかりにこんなこと…」と絶望する。
やがて警察の手が彼らを捉える。 この苦しみがすめば優しい自分になれると言っていたタカラ、ラストシーンにやさしい笑顔が映し出されたのは少し心が和んだ。
結構重いテーマで楽しんだという気持ちになれない。がタイトルの「ソワレ」とは ソワレ公演などと使うフランス語で夜会を言う意味だそうです。そう言えば夜のシーン多かったのはそれで?また別の意味があるのかな?
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