2021年9月9日木曜日

翔太、寺本と対峙する。

タクシーでNOTEの駆けつけた正樹と節子、節子は事の成り行きを知らなかったが車中であらましを正樹から聞いている。

果たしてその店にサイトではチェリーと名乗っていた桜井、寺本、翔太がいた。

「どうして息子を誘いだしたんだ、正直に言え」と正樹は桜井に詰め寄る。
桜井はうすら笑いを浮かべ「誘い出したなんて」チャットルームと言うサイトで偶然知り合って航がもしかしたらバクチというのは翔太君かもしれない、確かめたいし会って謝りたかったんですよ」

そんな言葉を無視して正樹は翔太に「さあ、帰るんだ!一緒に帰ろう」と腕をつかむが翔太は「うるさい!」いつの間にか翔太の手にはアイスピックが!

「オレを騙しやがって。オレの気持ちわかるとか、自分も同じ目にあったと言って親切なふりして、もう絶対に許さない」
そう、翔太は腹を割って話していたのが寺本とは知らなかったのだ。何故ここに寺本がいるのかさえ分からず頭が真っ白だったと後で振り返る。

以前正樹は寺本の消息を知ってこの店を訪ねた時の寺本とは違う顔になっていた。

「俺だって奴らにいじめられたんだから訴えたいさ。でも俺は頑張って生きてきた。でもお前は今ごろになって親とか弁護士に助けてもらおうって。いつまでも親に甘えて、ちっとも進歩してなくて笑っちゃうよ」
「お前ぶっ殺すぞ!」正樹は止めに入るが正樹の思っていた翔太は思いがけないほどの力で激しく抵抗する。あわやと思ったその時

信じられないことが起こる。「おい、翔太君そこまでだ!」弁護士の高井が現れる。

「挑発に乗るな。怪我でもさせたら君が逮捕され、反対に訴えられるんだぜ」
そして、今度は寺本に向かって「君は二つの大きな罪を犯した。7年前のいじめは多感な年ごろの魂が受けたダメージはもう元には戻らないくらいのものだ。そして7年経った今、前にも増して大きな罪、信頼させておいて裏切ったのだ」
翔太の言いたかった言葉を寺本にまくしたてる。

翔太はアイスピックを持っていた手をいつしか下にしていた。
証拠になる写真を撮り「じゃあ、寺本君いずれ法廷で会おう」と言い残して3人はNOTEを後にした。

やがて、正樹たち3人はファミリーレストランにいた。


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