久しぶりにネットで無料の「青空文庫」を検索。
お目当ては堀辰雄の「美しい村」 。ずっと前読んだことがあります。時々懐かしい友人に逢いたくなるように昔読んだ作品にもう一度浸りたくなるのです。
避暑地の美しい風景の描写が私の胸をいっぱいにします。
水車があり、野バラが咲き、藤の花が見ごろで、川のほとりに水車小屋・・・
そんな自然の中で過ごす期間に少ないながらも主人公は色々な人と出会い恋愛もします。その恋愛も今時のそれとは違ってゆっくりと進展していくのですが胸中ではいろいろな葛藤と思いがけない進展に戸惑ったりがあります。
主人公は小説家、元々「山からの手紙 」としての新聞小説だったのでしょうか。
主人公は堀辰雄自身のことなのかとも思われますが、私の思い違いかも知れません。
筋道よりはこの村の風景描写が想像力をかきたてます。長い文ではなかったので一気に読み終えました。
こんな日は心が豊かになり 胸の中が軟らかいふわふわしたもので満たされるのです。
薔薇といえば佐藤春夫の「田園の憂鬱」にも薔薇が出てきます。これにもいつか再会したいです。
犬の名前は確か「フラテ」といったように思います。そこだけ断片的に覚えがあります。
若い頃もっと読書しておけば「懐かしい友人」がもっともっといっぱいでしょうが、今ごろ悔やんでもおそすぎますね。
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