昨夜来の台風11号は各地に爪あとを残しながらノロノロと四国から日本海へと抜けていく。
台風一過とは程遠く雨が降り続き身動きできない。
こんな日でもビニールに包まれた新聞がちゃんと届いている。
今日の新聞への思いは格別だ。
大変な仕事だね、と思わず独り言。
又吉直樹さんが 芥川賞を受賞したことが載っている。
彼の作品は読んだことがない。それどころか最近までTVに出ていてもどこか陰気で、あの長髪のどこがいいのかわからないので気にも留めなかった。
高校時代の恩師は彼のことを「謙虚で努力を惜しまない性格だった」と。
受賞前の取材に「言葉の最大瞬間風速が吹いているのは文学の世界かもしれない」 と語っていたそうだ。
とたんに彼の魅力が満開になって私に迫って来る。
そう、昔から私は自分にないものを持っている人を尊敬する性質なのである。
言葉の最大瞬間風速だなんて、ほんとにそうかもしれない。
ひとつの言葉で思い浮かべる情景が変わったり、 時には筋道の展開さえも読み手に含みを残したり・・・
そして、この嵐の前のタイミングで最大瞬間風速という言葉を使ったのはさすがお笑いと文学の二足のわらじの彼らしいと思った。
読みたい作品がまた増えた。
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