2021年8月19日木曜日

翔太ためらう

 正樹は翔太をドア越しでなくリビングで話し合おうと持ちかける。
ようやく現れた翔太にいよいよ提訴する事を伝えるが翔太はここに来て躊躇する。母の節子も裁判には反対と言いだす。

今はボストンにいる当時女子高の生徒で翔太の下着姿の写真を見せられた彼女から長いメールが来た。証言台に立つことを約束してくれ正樹は嬉しさに涙があふれた。

しかし今になって翔太も節子も裁判には反対の態度を示す。弁護士の高井に相談する。
「誰だっていざ裁判と言う事になると緊張する。まして7年間も引きこもった翔太君は尚更の事、翔太君の為引き返してはいけない、僕が翔太君に逢いましょう」という。

その夜また正樹はドアの前に立った、いる気配がない。リビングでは節子が硬い表情でテレビを見ている。再度ドアの前に立った正樹はドアノブに手をかける。ドアが開く。片付けられた部屋には翔太の姿が無く机の上のノートパソコンもなかった。

節子を問い詰める。節子は翔太が家にいたくないと言うからしばらくどこかへ行ってなさいと言ったのだと。

正樹のいらだちは頂点に!

今が一番大事な時に!

0 件のコメント:

コメントを投稿