そんなある日徳永は突然相方に呼び出される。
ネタ合わせでいつも利用している喫茶店のいつもの座席に座る相方の顔をみて、もう何を言われるのかをほとんど理解していた。
同棲している彼女と籍を入れ、お腹には双子の赤ちゃんが入るということを。色々なことを思い出し十年間の感謝の言葉さえ声が震えるのを恐れて呑みこむのだった。
この時、彼はこの相方以外ないと思い自分も引退する決意をする。
そして最後のライブが開催されることに。
私は本を読んで本気で感動したり涙ぐんだことはあるが、この引退ライブの掛け合いの部分を読んで涙で文字が読めなくなりティッシュの箱を引き寄せて鼻水と涙をぬぐうことになるとは予想外だった。
この部分は是非本文を読んでいただきたい。
このライブには神谷も来ていて彼もまた泣いていた。
この日神谷の言う「お笑い」と徳永と相方との漫才が一致したのだ。
そして、改めて今まで自分を支えてくれた人たちへの感謝が溢れるのだった。
つづく
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