話題の「海難1890」見てきました。何度か行ったことのある串本の大島で起こったトルコ軍艦の海難事故の話です。
1890年9月16日未明、大時化に襲われて木造帆船は波にもみくちゃにされています。マストが折れ、舵も失い頼みはボイラーだけ、それも石炭庫が水浸し。燃えるものを「何でも窯に放り込め !」との艦長の命令で大切な母国への土産物も大事に木箱に仕舞っていたものも焔の中へ・・・やがて虚しく大爆発をしてしまいます。
一方その轟音に驚いた島民たちも事の重大さに気付き、乗組員の救助に向かいます。125年も前のこと、島は貧しく交通手段もない時代。次々に運び込まれる乗組員たちに島の総ての食料や衣類や、低体温の瀕死のしかもどこの国の人かもわからないのに自分達の体温さえも与えようと肌と肌をあわせて温めます。
男たちでは足りないから女もということになり医者の手伝いをしているハルが着物を脱ごうとしたとき、遊女のユキがそれを止め、「私が・・・」と名乗り出る。
ひとが覚悟を決めた時、物よりもその人の誇りが後押ししてくれるのだということを感じた。
座礁して間もなく爆発するその艦内では自分の持ち場や役割を遂行する。また島では自分たちの食料さえも差し出し、先ほどのユキが裸になって温めた行為も「三代目のユキだよ、」と粋な啖呵を切る。
これも遊女といえども人助けをすると決めたからはというプライドがそうさせたのだろう。
その島民たちのまごころが95年後のテヘラン救出が結びつくことになるとはだれが予想しただろう。
日本とトルコの親愛の礎となった島民のまごころを私たちは忘れてはならない。
気になってた映画だけど一人で行くのは・・・と思っていたのを誘って下さった方に感謝です。
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