2017年6月15日木曜日

ネコになりたい?

小学校の下校時間である。
子どもの会話が聞こえてきた。
「ぼく、ネコになりたい」という。
一瞬私の全身が耳になってその続きをきく。
「そしたら、小学校へ行かれんで」と女の子の声。
ただそれだけで次が聞けないで遠ざかってしまった。

多分低学年の子供たちの会話である。
色々なことを想像してみた。
大人が言うなら人生が煩わしくなって気ままな猫になりたいと思うかもしれないが将来がいっぱいの子どもはそんなことを考えはしまい。
多分あのしなやかな動きで高い塀に登ったり、眠りたい時に眠り、時には大きく伸びをしたり長いしっぽを揺らしながら闊歩する姿に魅力を感じてのことだろう。
そして、女の子の返事は「小学校へ行けなくなる」という言葉に楽しい学校生活が覗われる。勉学に対する向上心も読み取れる。その純真さに私はにこやかな気持ちになった。

ここ何年も(○○○になりたい)と思ったことがない。
毎日が何となく過ぎてゆき、良くも悪しくも現実にどっぷり浸ってだらしなく、昨日と同じ朝が来るだけが幸せだと思っていることがまさしく老化なんだと認識した。
小学生に小さな刺激をもらった一瞬でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿