2017年6月30日金曜日

小梅日記

数ヶ月前「小梅日記」という本を貸してもらった。
川合小梅という和歌山で暮らした女性の日記です。
全部で44ページで活字も大きく絵本のようです。
生れは文化元年(1804年)和歌山城下~明治22年(1889年)86歳になくなったそうです。
この時代にしてはかなりの長寿、
父は早くに亡くなったので、お母さんと紀伊徳川家に仕える学者だった祖父に育てられ色々なことを学び特に絵と和歌に優れていたなかなかの才女。
16歳で結婚し1人息子にも恵まれ晩年まで活躍したそうです。
日記の内容は落雷で焼け落ちた和歌山城の天守の上棟式の様子にはもちまきなどの賑わいを伝えている。
又花見の時にはお酒を飲みすぎて泥酔、夜中に夫が火を起こしてお茶をのましてくれた失敗談(48歳)や51歳の時には大地震による津波で家や石づくりの橋が流されたり大きな船が川原に打ち上がり人の力ではどうにもならないとある。他にもほうき星の事、川原で洗濯をしてとても疲れた事、小倉神社での勇ましい馬かけに興奮した事や坂本竜馬が京都で襲撃され亡くなったことなども書いているなかなかの情報通です。
73歳の時には水野殿の娘さんに習字や絵などを教えに行くことになったというから驚きだ。
77歳の折にはなんと、早朝から夕暮れまで休まずにふすま絵を25枚仕上げて自分でもよく続いたものだと感心したら風邪をひいてしまった。となんともパワーがあふれた活躍ぶりです。
江戸時代の人々の暮らしぶりは私が思ったよりも屈託がなく 季節が巡るたびにお花見をしたり潮干狩りを楽しんだりしたのですね。
現在のように電話も車もない時代ですがそんなことはものともせず実に生き生きと又力強くおおらかな暮らしが垣間見える。
なかなか楽しい本なので一読をおすすめしたい一冊です

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