2020年3月13日金曜日

いよいよスカッと

あまりに衛吉が快諾するのをいぶかしがる武一に「武一様の役に立てるのが嬉しいのです。武一様は最初から足軽のおれを見下すことはなさいませんでした。格別な事をしたわけでもないのにわざわざ饅頭を持参してまるで友であるかのように親しく接して下さり、頼みごとをされたのもおれを信じて下さったから。そうでございましょう?精一杯働きます」
「違うぞ、衛吉。おれたちはかけがえのない友を得たのだ。
武一の性格が晋輔や兵六、忠也ともに同じ思いからであった。

保山又蔵がお役御免の上蟄居の身となったのはそれから三月後であった。
手形の改竄を配下に命じ、意図して関越えの邪魔をした。伴頭として不届千万と厳しい裁きが下された。
知らせを受けたその夜、五人は「勝手」で祝杯を挙げた。
こまめに旅人改めの情報を知らせるもの、そのデータを集めるもの、大目付に訴え出るもの老中や年寄りに根回しをするものがそれこそワンチームになって成し得た事だ。
 スカッとした話はそれだけではなく後日、武一ら四人に意外な褒美が下された。武一は四人扶持が五人扶持にまたそれぞれに昇格の沙汰もあった。

 テレビで「スカットなんとか」という人気番組がある。
嫌味な上役、こずるいスーパーの客、変な自尊心ばかりで皆に迷惑かける女子などを機転のきいた言葉で彼らをやっつける番組、スカッとするよね。
そんなお話が第一章、まだまだ物語は続くのです。
でも、今日は図書館へ返却しないとなりません。
続けて貸してもらえればうれしいのですが……

話は変わりますが(改竄)という漢字にルビがあった。かいざんと読む、穴の下にネズミという漢字、初めて見るなぜネズミなのか?ネットとは便利なもので「ネズミがこそこそ巣穴に入るように文書にこっそり文字を入れたり消したりして書き換えるという発想から生まれたと考えられる」とある。常用漢字ではないので新聞などでは改ざんと表現されるのだとか。ちょっと知識が増えた気がするがネズミには少し気の毒だね。

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