周造が死んで桃子さんは思う、幸せだったと。
身も心も捧げつくしたおらの半生、満足であった周造のためにためにで三十と一年、最高だった。
心の声の柔毛突起たちが んだんだほんだんだんだほんだ
別のグループの柔毛突起達がつっこむ。
独りよがりの話はやめでけろ
んだ、きれいごどばり言うな
おらは半分しか生ぎでないと言ったの忘れだが
涙こ、こぼしたのおらちゃんとおべでるぞ
知らぬ間に自分ば明け渡していた。
などなど突っ込みの言葉は鋭い。
心の叫びは桃子さんの自問自答、
自分よりも他人を大事にするごど、それが愛だどいう
ひたむきな愛だの、一途な愛だのとほめそやす
愛ゆえに人はうつくしー
それが自分の本当の心かと問いかけてくる。
究極の人生論を桃子さんは心の声と本体の桃子さんとで問答を繰り返している。
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