2018年3月7日水曜日

桃子さんと周造

二人は間もなく所帯を持つ。
周造は気後れするほど美しい人と桃子さんは表現している。
その頃から東北弁に素直になれた。二人の純朴さが共鳴し合う。 そして自分を飾るという事を知らない周造の素直な心情に桃子さんは惚れた。
「虔十」だ。あの宝石のような物語の主人公が目の前にいると
そしてその作品の一節を引用している。それほど読書好きでもない私は「虔十(けいじゅう)」の意味さえ知らなかった。
調べてみた青空文庫にそれがあった宮沢賢治の作品の中の主人公。
今は割愛しておくが「本当のさひわひ(幸い)」がなんだかを教えてくれた人なのです。
二人は幸せだった。周造は桃子さんが都会で見つけたふるさとだった。
 二人の子供をもうけ独り立ちした。満ち足りた結婚生活。
ところが周造が一日寝込むでもなく心筋梗塞であっけなく逝ってしまう。
15年たった今でも心のどこかで突然の死を受け入れられないでいる。
周造、逝ってしまった、おらを残して うそだべ うそだべ

唐突ですがこの作品の文体にはカギかっこ「 」や句読点が少ない。特に東北弁のところが、読むとき何処で区切ればいいのか迷うのよね。 続きはまたね。 

0 件のコメント:

コメントを投稿