2018年9月18日火曜日

俳句甲子園

毎年八月に子規ゆかりの松山市で開催される俳句甲子園の様子を録画で見た。
高校生たちが自分の言葉で俳句を楽しむ全国大会。
審査委員長はプレバトでお馴染の夏井なつき先生です。
この番組では東京の立教池袋高校と愛媛の聖カタリナ学園高等学校に焦点を当てて進行していく。
今年の兼題は滴り・草笛・蛇・胡瓜。全国143チームから選抜された32チームが挑戦する。
 五人の審査員が対戦する学校の句に紅白の旗をあげて判定する。
これの三番勝負で2点取った方が勝ちなのだ。
白 草笛や友の一言回想す
赤 草笛や従妹の肩に触れられず
は赤の旗が5本上がり赤が一点得点する。
又蛇の句では
本心を言えば崩れる蛇の衣 (蛇のきぬは勿論抜けがらのこと)
ながむしやテキ屋の爺の売り口上 (ながむし は蛇のこと)
では蛇の衣が勝った。
この句は他の部員が沢山提出する中リーダーがその時出来なくて4日後に100句つくって提出した内の渾身作であった。
それぞれにその句の心情を解説したり相手校からの質問に答えたりする。
和歌山県では向陽高校が出場して
草笛に集めて風を調律す  を詠み相手校が
草笛や空持てあます動物園 とさびれた様子の動物園を詠んで動物園の勝ちといった具合に進んでいく。

胡瓜一本置き去りの無縁墓  に対し
胡瓜バリボリ 涙のみ込んだ  を披露する
普通17文字にスペースは入れないのだがあえて一文字の空白が。
なぜか私はこれを見るなり胸が熱くなった。
涙は多分悔し涙であろうがその悔しさを言葉で表現できないもどかしさが空白であり、バリボリなのだろうと解釈したから。 勝ったのは無縁墓の方だったが。
決勝まで両校とも進めなかったが出し切った満足感があった。
自分の言葉で思いをつづる高校生たちの情熱に感服すると共に私の川柳に対する姿勢の何と生ぬるいこと、反省の一日である。

0 件のコメント:

コメントを投稿