私の図書館みたいな友だちに長いことお借りしていた本を返しに行ったら今度は「マンガ読むかい?」って<大家さんと僕>と言うのを見せてくれました。
マンガ?私の知ってるマンガは「こち亀」とか「サザエさん」「あられちゃん」くらいで彼女とマンガがどうしても繋がらない。その本には黄色い帯が付いていて手塚治虫文化賞受賞! 50万部と書いてある。
家に帰って見てみると絵は単純簡潔。一風変わった大家さんは小柄で上流家庭の雰囲気のあるおばあさんと(僕)は余り売れないお笑い芸人の日常を描いたもので作者の実体験である。
ワハハと笑う面白さではなく懐かしいほっこり笑える静かなマンガです。
作者はお笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎。私は見たことがあるような無いような…
大家さんの二階に住むことになった僕は高齢の大家さんの健康状態も気にしながら自分とは違う生活習慣や価値観に戸惑い小さな刺激をうけながら時代が何十年も遡った感覚で毎日が過ぎていきます。
全編ほっこりがみなぎっている理由は大家さんが醸し出す育ちの良さと決して悪口やダメだしをしないことです。
最近はネットでもだれそれがこうしたとかそれに対してまた色々攻撃的な書き込みで炎上したり、謝罪したりトゲトゲしてるがこれが一切ないところが日照り続きにしっとりと大地を潤す恵みの雨のような感覚です。
焦らないけどあきらめず希望もあるがどこまでもスローテンポ。
今の世があまりに便利すぎ、成果主義、求められるのはスピードと効率そんなことに我関せずにいる大家さんには懐かしさとほっこり感がたまらない。
既に読み終えたがまだ返却する気がしない。
手元において時々は眺めてじわじわ来る静かな笑いにほっこりしたいと思っている。
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