日高野という本を貸してくれた。
何やら汚らしい絆創膏で綴じ目を修理してある。
粗末な表紙は色褪せまるで古文書のような傷みようだ。
私が貸してと頼んだのではないが半ば押しつけるようにして「読んでごらん」と言うのでこの汚らしさに嫌々貸してもらった。
「日高ペンの会」昭和61年とある。日高地方又はゆかりのある方々が書きためた随筆集であろう。
面白いからといった文は「回文」という題である。
たけやぶやけた しんぶんし みがかぬかがみ など上から読んでも下から読んでも同じ言葉についてであった。
作者は山本好一さん 故人であるが近くの方であった。
「からころもきつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞおもふ」 回文ではないが5・7・5・7・7の頭の文字を読めば(かきつばた)になる。これを折句(おりく)という個所を読み、高校時代の古文の授業を思い出した。
業平の伊勢物語東下りの中の歌である。
この国語の先生の文もこの冊子に載っている。
目次を見ると知った方々が目につく急に興味が湧く。
本文のページは表紙よりはずっと新しい。
追い追いに読んでみるつもりです。
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