「過去の辛いことから逃げ出せなくなるより、今は医者の治療を受けた方が…」
正樹は親しい歯科医に相談し、紹介してもらった少年事件に詳しいという弁護士をたずねる。
正樹は親しい歯科医に相談し、紹介してもらった少年事件に詳しいという弁護士をたずねる。
七年前に息子をいじめた同級生を訴えることが出来るのでしょうか?という問いに前例があることを告げられ正樹は勢いづく。
が弁護士は「今まで七年もお子さんを何もせずにほっておいた」というが、正樹は「登校拒否になって何度も中学校へ行きいじめはなかった というばかり」でその後引きこもりになっても必死になって手を尽くしたことを訴える。とにかくいじめの証拠がいるという。
翔太にまたドア越しに「長くかかるが七年経っていてもいじめた連中に損害賠償出来るんだ。だから、お前もその連中の名前を言わねば何も始まらない」するとドアの向こうで「夜」と言う小さな声がきこえた。正樹と翔太は夜、居間であうことを約束する。
二人で向き合う。正樹は翔太を世の中に戻すために使う積りの金を裁判費用に充てるつもりだ」と「お前に人生を狂わせた奴らを探し出して裁判にかける。父として自分も人生をかける!お前も本気になれ!」息子は少したじろぐ。「お前が本気になれなかったら・・・
父さんと死のう」
ガラスを割り椅子を振り上げ荒れ狂う息子をこの世に残してはおけない」と決心したが、反応の鈍い息子に苛立ちながらも必ず返事をするように告げる。
妻の節子は裁判に大反対。世間の噂になり娘の由依の事がどうなるか・・・
もう、由依の事は野口とその母親にすべてをみられもう隠すことはなにもない。
尚も反対する節子に「専業主婦でいながら何もしなかった、母親として失格」と言うと「何もかも私のせいにして」とこれまでにも何度かあった夫婦のいさかいが思い出されて節子は顔色を変える。
一方正樹にも昔の光景がまざまざとよみがえる。
あれ以来節子は口もきかず食事も作らなくなり、コンビニ弁当で凌ぐ日が続く、もちろん翔太にも正樹が買ってきたコンビニ弁当が。
何の連絡もなかった弁護士から手紙が来た。内容は学校へ質問の通知書を出したがいじめはないとのこと。そういった事実は認められないとの返事が来て、裁判はやっぱり無理だとの報告だ。
「だが、父さんは諦めない裁判をちゃんとしてみせる!また明日も来るからな」ドアの向こうの息子に告げる。
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