突然、高井の口調がガラッと変わる。
「おい!聞いてんのか!このままずっと閉じこもる気か。お前が行動しなきゃ始まらないんだ。降りてこい!わかったか、俺は下で待っている」
まさかと思ったが翔太が降りて来たのだった。
「やあ、翔太君はじめまして弁護士の高井と申します」と翔太に名刺を手渡した。
「これから君と、君のお父さんと僕との三人でチームを組むんだ。よろしく」
じっと高井を見つめる翔太に、「チームとしての最初の仕事は僕と君のお父さんと一緒に学校に行く。そのためにも君をいじめた三人の名前を教えてくれ、ここで言えとは言わない、返事をくれ」続けて「君がこのまま黙ってしまったらそれきりだ。君が君を味方にしないと他に誰もいないんだよ」
その夜、正樹は高井から三人の名をメールで受け取る。
その名は寺本航(てらもとわたる)佐藤耀一(さとうよういち)金井利久斗(かないりくと)。
少年だった彼らはもう青年になっている。自分の息子は7年間閉じこもったまま・・・
早速中学校に向かう。校長と担任だった半田、もう一人は教科主任と言う。
案の定「七年も前の事ですので当時の記録を探し出して調査を致しましたがいじめの事実は見当りませんでした」
高井は翔太の診断書を見せPTSDとわかったと引きさがらない。
問答が続くそして「この三人を訴える事にする」当時の同級生にはこちらから当たります。
彼らに責任をととってもらうのは当然です。と言い放つ。
小気味いい台詞が続く私は読みながら気持ちが高ぶってきた。もっともっと先を詠みたい気分になった。
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