2021年7月10日土曜日

正樹、行動する

非常に非協力的な中学校をあとにする二人。次の行動に移る。
いじめで翔太はズボンを脱がされ、その写真を他の同級生に送り、事もあろうか近くの同世代の女生徒にも送ったという事を小学校からの同級生堀内君から聞いている。そして又ゴミの焼却炉に閉じ込められて用務員に助けられたことも。

この時の用務員 、そして写真を送られた女子高の女の子、それを教えてくれた堀内君にもう一度聞く事が正樹の仕事になった。

用務員を探すために正樹は中学校に電話をかけるが事務員らしき女性はただ「わかりません」を繰り返すばかり。校長室でしぶしぶ教えてくれた「益田」という用務員の名前だけが手掛かり。かくなる上は翔太に聞くだけ。

正樹は翔太のドアに問いかける。彼は問いかけに「じいさんだった。 すごくいいじいさんだった」と言う事だけ。
再び中学校の近くの数軒並んだ店を訪ねる。中華料理屋では、何年か前に退職したが、引っ越した先の住所と名前が描かれたはがきを見せてくれた事が大きな収穫。


早速訪ねてみる。人柄のいい益田は焼却炉の事件は翔太だけではなかった事を話す。
当時の翔太の写真を見ながら、これだけの恐怖に陥れた事を学校へは報告したが警察への通報もなかったらしい。それでもいじめはなかったと言い張る校長や教師を心から憎いと思う正樹であった。

しかし、裁判での証言を頼むと妻の反対もあり渋ったが正樹の必死の思いと自身の癌の転移がわかり余命のあるうち出来るだけ早くと言って証言を約束してくれたのだ。

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