節子の友人の奈津子の紹介で新しい弁護士の事務所に夫婦で訪れた。
学校でのいじめに対して法律によって立ち向かっていくちょっと風変わりな弁護士だと聞いていた。
奈津子の息子とこの弁護士の弟が同級生で学生時代に弟は奈津子の家で何かと世話になってたと言う。
この弁護士の名を高井守と言う。
彼も弟と同じレベルの低い高校卒で同級生で大学に行った者はほとんどいないらしい。
そんなわけで本人いわく「ひょんなことから弁護士になって、同級生などから離婚だ、やれ車ぶつけた、会社つぶれたと言ってすごく重宝されている」らしい。
勿論いじめの問題もすごく多いらしい。
前の弁護士と違って「必ずしも、勝つ必要はない」と思いがけない言葉。
「負けてもそれで終わりじゃない。子どもさんは親が自分の為に闘ってくれたと思うととても心強い気分になり、自分がいけないんじゃなくていじめた奴らが悪いんだと世間にいうことができた、これで充分なんです」
とにかく会いましょう。節子はこの間の大暴れのようにならないか心配するが、とにかく会う事に。
ドアの前で高井は翔太に語りかける。何の気配も感じられない。
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