2021年6月8日火曜日

昼夜逆転

 節子は精神科医の話を聞き、また都の相談窓口へ行きカウンセラーの話を聞き何冊もの本を読んだ。
感動したのは十年にわたる引きこもりの青年が一人の教師に出会い新しい人生をつかみ高校認定試験に合格し獣医を目指し大学に入学したという話「いくつになってもリベンジはできます」写真と共に爽やかな感じの青年の写真を見て節子がこうあってほしいと望む未来の息子の姿であった。

そんな希望とうらはらに翔太の態度はますます悪くなる。
高校受験どころか、昼夜逆転の生活、家族が寝静まった頃起きて冷蔵庫の牛乳をのみ節子の作っておいた食事をほおばる、風呂に入ったり洗濯したりしてまた自分の部屋へと…
家族が起き出す頃に息をひそめパソコンであれこれ見たりゲームをする。

それでも節子は昼過ぎに簡単な食べ物を乗せた盆を置いておく。夕方眠りにつくらしいが部屋の中のことを家族は知らない。

余りのことに、正樹は息子を殴った事も、力ずくで部屋から引きだそうとした事も節子は泣く、そのたびに「お前の育て方がいけないんだ」と妻をなじる。やがて妻は診療内科へ通い出した。

それでも二人の救いになっているのは翔太の姉の由依の出来の良いのに救われていた。


ここまで書いて猫のキリ子が邪魔しに来た。キーボードの上を歩く、寝そべる。
モニターが見えない。この子も昼夜逆転、いつもダラダラと寝てばかりなのにパソコンの前に座ると邪魔が始まる。なのでこの辺で…

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